住民票コードとは
- 市町村は、住民基本台帳法に基づいて、住民一人ひとりを特定して基本4情報(氏名、住所、生年月日、性別)を把握して住民基本台帳に記録してます。その住民基本台帳を基礎として、住民基本ネットワークシステム(住基ネット)が整備されていますし、住基台帳は国民の存在を証明する最も確実な手段になっています。この制度の中で唯一無二に割り当てられている住民票コードは、国民一人ひとりを確実に識別する番号なのです
- 住民票コードは住民基本台帳法により、行政事務だけに厳しく制限がなされています
- 選挙人名簿への登録
- 国民健康保険、介護保険、国民年金などの資格確認
- 児童手当の受給資格確認
- 生活保護及び予防接種
- 学齢簿の作成
- 住民票コードは11桁の番号です。10桁は無作為に作成された数字で末尾に1桁は検査数字(チェツクディジット)であり10桁に基づいて計算されます。
- 住民票コードは、社会で利用される本人確認のための最も確実な手段としての座をマイナンバーに譲ることになり、今後、住基ネットでの内部番号として秘匿性を強めるとともに、マイナンバーを裏で支える役割を果たしていくことになります。
- マイナンバーとは
- マイナンバーは「民ー民ー官」の流れの中で利用され、関与する機関が多くなることから不正利用された場合以外には変更することができません。
- マイナンバーは、11桁の住民票コードを秘密のアルゴリズム(数学、コンピューティング、語学あるいは関連する分野において問題を解くための手順を定式化した形で表現したもの)を使って変換した12桁の番号を言います。番号は重複することがなく、マイナンバーから住民票コードを推測できないようになっています。
- 2016年1月から開始されるマイナンバー制度では主に「社会保障」「税」「災害対策」の3つの分野で利用されます。
- 預金口座等の資産や医療とマイナンバーが連動されるようになれば、確定申告時における医療費控除等の申告が簡素化されます。