プッシュ型の行政サービスとは、各世帯や個人の住所、家族構成、所得などの情報
を基にして市民が利用できる手当や諸制度を積極的に案内するお知らせ(プッシュ)
型のサービスを言います。
国や自治体の方から「このような行政サービスが受けられますよ」「給付金の申請
をお忘れではありませんか」などの通知があります。
マイナンバー制度の本人確認や情報連携があればこそ、実現可能なサービスと言え
ると思われます。
現状では、申請主義が基本で本人からの申請があった場合に限り、審査を行い、
許可、不許可の処分が決められます。
申請主義は住民にとって、行政手続きが難関で用語さえ分かり難いことがあります。
そして本当に困っている人ほど、適切なサービスを受けられないのが現実と思われ
住民の不満や疑問に答えるのが、プッシュ型サービスになり、
申請主義を補完する役割として期待されています。
我が国では、ますます高齢者の人口が増加してますし、介護や福祉のサービスが
より一層必要になることは目に見えてます。
申請主義が高い壁にならないように、マイナンバー制度を活用したプッシュ型の
行政サービスの実現が待たれます。
マイナポータルで実現する「プッシュ型サービス」で予防接種サービスがあります。
現在、乳幼児の予防接種については、対象者の世帯へ予診票が郵送され、保護者は
予診票を医療機関に持参して予防接種を受けるようになっています。
予診票がお知らせの役割を果たしているが、里帰り出産などにより、居住地以外
の医療機関で予防接種を受ける場合には居住地の市町村から予防接種依頼書を
取得しなければなりません。
自宅への予診票の送付に気がつかず、予防接種の時期を逃す場合も考えられるが
マイナポータルがあれば、予防接種のお知らせを確認でき確実に受けることが可能
で、予防接種の履歴や予定についても、マイナポータルで確認でき利便性がより
高まることでしょう。