公的年金の被保険者に交付する年金手帳は2022年(令和4年)4月から廃止されます。
令和4年4月以降に、新しく国民年金第1号~3号被保険者になった人には
画像のような国民年金手帳は交付されません。
「将来年金を受け取るための重要書類」との認識があったが?
年金手帳が廃止されたら、どうなるのか?
年金手帳に代わって基礎年金番号通知書が送付されて来ます。
年金の手続きではマイナンバーまたは基礎年金番号を利用していただくこととなりますが、海外に転出された場合や国民年金保険料の口座振替申出などではマイナンバーではなく基礎年金番号で手続きを行っていただくこととなります。基礎年金番号が記載されている年金手帳などは、大切に管理してください。
出所:日本年金機構 ホームページより
2013年に住民票を持つすべての人に個人番号を割り振る
マイナンバー制度が導入されましたね。
そしてマイナンバーだけで公的年金の手続きが出来るように
なりました。
そもそもマイナンバーは、『基礎年金番号』『住民基本台帳ネットワーク』と
ひも付けられています。
住所・氏名の変更は住基ネットの情報が変われば、年金の情報も同時に
書き換えられるので届ける必要はなくなった訳です。
基礎年金番号は年金事務で今後も継続して使うため、被保険者は自分の番号を
知っておく必要があります。
これまでの年金手帳は基礎年金番号を示す書類として使う事が出来るので
大切に保管しておきましょう。
紛失した場合、再交付はされません。
その代わりに基礎年金番号通知書が発行されます。
●ねんきん定期便を用意して「ねんきん定期便・ねんきんネット専用番号
(0570・058・555)」に電話すれば後日、基礎年金番号を示した書類が送られて来ます。
●「マイナポータル」を利用すれば「ねんきんネット」にアクセスして年金記録や
ねんきん基礎番号を確認する事ができます。
オレンジ色、青色の年金手帳がある理由とは
1974年(昭和49年)~1996年(平成8年)に発行されたものは表紙がオレンジ色、
1997年(平成9年)からは青色となっています。
表紙の色で世代がわかり、目安として60代後半から40代半ばはオレンジ色
青色はそれより若い世代となっています。
まとめ
年金手帳が今後どのように変わるかについて書きました。